“縱横”のいろいろな読み方と例文
新字:縦横
読み方割合
じうわう36.8%
じゆうわう31.6%
たてよこ31.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これに渦毛うづけぶち艷々つや/\しきちんつないで、ぐい/\と手綱たづなのやうにさばいてしが、ふとこゑして、うぢや歩行あるくか、とふ/\ひとげにさつさつと縱横じうわう濶歩くわつぽする。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
もんれいとほあけぱなしだからたゝ世話せわいらず、二人ふたりはずん/\とうちはひつてたが草木くさき縱横じゆうわうしげつてるのでラクダルの居所ゐどころ一寸ちよつとれなかつた。
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
鳥の巣の中で、河原雲雀かはらひばりの巣ぐらゐ見つけやすい物はいから、私達はボツ/\生えた短い草の中を縱横たてよこ十文字に早足で探しはじめる。
筑波ねのほとり (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)