“法師”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ほふし27.6%
ほうし24.1%
ぼうし20.7%
ぼうず6.9%
ぼっち6.9%
はうし3.4%
はふし3.4%
ばうず3.4%
ぼし3.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“法師”を含む作品のジャンル比率
文学 > 英米文学 > 戯曲33.3%
文学 > 中国文学 > その他の東洋文学(児童)33.3%
文学 > 英米文学 > 小説 物語(児童)5.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
法師ほふしらがひげ剃杭そりぐひうまつなぎいたくなきそ法師ほふしなからかむ 〔巻十六・三八四六〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
いや/\、よもや其樣そのやうなこともあるまい、不斷ふだんから上人しゃうにんひとあがめられたあの法師ほふしぢゃ。
さらに、ひどかったのは、つぎの、法師ほうしすがたのものと、白衣びゃくえの人をあつかった刑吏けいり待遇たいぐうである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私どものまだ年若な時分、奈良に蔵人得業くろうどとくごう恵印えいんと申しまして、途方とほうもなく鼻の大きい法師ほうしが一人居りました。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
梧桐あおぎりの緑をつづる間から西に傾く日がまだらにれて、幹にはつくつく法師ぼうしが懸命にないている。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それが近づいて来た時、よくよく見ると、一寸法師ぼうしのようで、猿よりもにくらしいのです。そして、からだじゅうに赤い毛が、ぎっしりはえていました。
帰りに伝通院の横手にある大黒の小さいほこらへ入って、そこへ出ているある法師ぼうずについててもらうことにした。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
寺で法師ぼうずがお経を読んでいる間も、一回はにやけた風をさせたその子供の仕草で始終笑わされ通しであった。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
おふくろは死ぬ、それから半年ばかりのうちに姉もつゞいて死んだので、久松は一人法師ぼっちになってしまいました。
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「良さんも行ってしもうた」いつの間にか勝代が傍に来ていた。「これで勝が出て行こうものなら、辰さんは二階に一人法師ぼっちさびしゅうなるぞな」
入江のほとり (新字新仮名) / 正宗白鳥(著)
卵塔塲らんたうば嬰兒やゝ襁褓むつきほしたるなど、お宗旨しうしによりてかまひなきことなれども、法師はうしのはしと心得こゝろゑたるよりは、そゞろになまぐさおぼゆるぞかし
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
或時は山の法師はふしの背にしがみつき、或時はうち女房にようばうの髪にぶら下つてゐるのを見たと云ふ。
悪魔 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
其池そのいけは、あいちやんの身長せいが九しやくばかりにびたときに、法師ばうずになつたいけです。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
急ぎ足に沓脱くつぬぎへ下りて格子戸かうしどに添ひし雨戸を明くれば、お気の毒さまと言ひながらずつと這入はいるは一寸法師ぼし仇名あだなのある町内の暴れ者
わかれ道 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
身は疳癪かんしやくに筋骨つまつてか人よりは一寸法師ぼし一寸法師とそしらるるも口惜くちをしきに、吉や手前てめへは親の日になまぐさをやつたであらう
わかれ道 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)