“法一”の読み方と例文
読み方割合
ほういち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、この法師ほうしには、「みみなし法一ほういち」というあだ名がつき、びわの名手めいしゅとして、ますます名声めいせいが高くなりました。(昭2・6)
壇ノ浦の鬼火 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
法一ほういちは、いいつけられたとおりに、えんがわにすわっていました。と、いつもの時刻じこくがきて、いつもの武士が、裏門うらもんからはいって来ました。
壇ノ浦の鬼火 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
そのころ赤間あかませきに、法一ほういちというびわ法師ほうしがいました。この法師は生まれつきめくらでしたので、子どものときから、びわをならい、十二、三さいのころには師匠ししょうけないようになりました。
壇ノ浦の鬼火 (新字新仮名) / 下村千秋(著)