“我勝手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
われがって50.0%
われがつて50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我勝手われがってや。娘がこがれじにをしたと聞けば、おのれが顔をかがみで見るまで、自惚うぬぼれての。何と、早や懐中ふところに抱いた気で、お稲はその身の前妻じゃ。——
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
面當つらあてがましくどくらしい、我勝手われがつて凡夫ぼんぷあさましさにも、人知ひとしれず、おもてはせて、わたしたちは恥入はぢいつた。が、藥王品やくわうぼんしつゝも、さばくつた法師ほふしくちくさいもの。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)