“御勝手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごかつて57.1%
ごかって35.7%
おかって7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其處そこ乘組人のりくみにん御勝手ごかつて次第しだい區劃くくわく彈藥だんやく飮料いんれう鑵詰くわんづめ乾肉ほしにく其他そのほか旅行中りよかうちう必要品ひつえうひんたくわへてところで、固定旅櫃こていトランクかたちをなしてる。
その時は、四斗樽の鏡をも抜いて、清酒のほかに甘酒まで用意し、からい方でも甘い方でも、御勝手ごかって飲み放題という振る舞いであった。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ちょうど半蔵の父、吉左衛門きちざえもん尾張藩おわりはんから御勝手おかって仕法立ての件を頼まれて、名古屋出張中の留守の時であった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)