“ぼうし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
帽子69.2%
鋩子6.8%
某氏4.1%
法師4.1%
2.7%
眸子2.7%
防止1.4%
鉾子1.4%
亡師0.7%
0.7%
夢死0.7%
妨止0.7%
暴死0.7%
望之0.7%
某姉0.7%
梆子0.7%
茅氏0.7%
茆茨0.7%
錺子0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのまっくらなのまん中に高い高いやぐらが一つ組まれて、その上に一人のて赤い帽子をかぶった男が立っていました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「鍛えは柾目、忠の先細く、鋩子詰まっておだやか、少し尖った乱れの先、切れそうだな、切れてくれなくては困る」
首頂戴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
見るとその三四の郵便物の中の一番上になっている一封の文字は、先輩某氏であることは明らかであった。
野道 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それが近づいて来た時、よくよく見ると、一寸法師のようで、猿よりもにくらしいのです。そして、からだじゅうに赤い毛が、ぎっしりはえていました。
双眼鏡で覗くと果して人であった、而も洋服を着た者が二人迄交っている。この三、四日人影を見なかった私達は、物珍らしさにを振ったり手拭を振ったりして、に呶鳴った。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
既にして群集眸子しくかしげに小門の方に向へり、「オヤ」「アラ」「マア」篠田長二の筒袖姿忽然として其処に現はれしなり
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
老若男女のあらん災害防止むべきである。火災防止眞先にし、人命救助をそのつぎとすること。これ人命財産損失最小にする手段である。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
で、石のように黙ったままで、左へ転がれば左のほうへ、右へ転がれば右のほうへ、小次郎の体の転んで行くほうへ、鉾子を角立てて差し向けて、ジリリ……ジリリ……と刻み足で進んだ。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
此度こそはッ! と、心中に亡師小野塚鉄斎の霊を念じながら。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
そして村から一里あまり離れた所へいったところで、老婆が一人の女をれていくのに逢った。それは喪中であろう、から衣服まで皆白いものを着ていた。
阿繊 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
凡人即ち禽獸と相距る遠からざるものとなつて醉生夢死するのみであるが、聖賢仙佛の教は、皆凡人の常態、即ち人と禽獸とること幾何もあらざる所以のものを超越して仕舞つて
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
しかし「いき」の形相因たる非現実的理想性は、一元的平衡の破却に抑制と節度とを加えて、放縦なる二元性の措定妨止する。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
東洛に古屋敷があって、その建物はすこぶる宏壮であるが、そこに居る者は多く暴死するので、久しくされたままで住む者もなかった。
狩谷棭斎、名は望之卿雲、棭斎はその号である。通称を三右衛門という。家は湯島にあった。今の一丁目である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
我が同級のもつとも仲かりし某姉も、まだ独身であるものを、誰某もまた今は学校に奉職せられしと聞くに、のみはなど心弱くも嫁入りして、かかる憂き目を受くる事かと
こわれ指環 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
波多野君は僕の為に「梆子秦腔と言うやつでね。」
北京日記抄 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
住みれた家を去る時はさすがに悲哀であった。『明詩綜する処の茅氏の絶句にいう。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
たとえば往古支那にて、天子の宮殿も、茆茨らず、土階三等、もって安しというといえども、その宮殿は真実安楽なる皇居に非ず。
教育の目的 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
四の太刀はもう、自己の戦法の非を知って、中段にすえたまま、眼を刀の錺子に燃やし、じりじり迫り直して来るのである。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)