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帽
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ぼうし
ふりがな文庫
“
帽
(
ぼうし
)” の例文
と、ひどく礼を言った後で、きれいな着物一
襲
(
かさね
)
に
貂
(
てん
)
の
帽
(
ぼうし
)
と履物を添えてくれ、孔生が手足を洗い髪に櫛を入れて着更えをするのを待って、酒を出して
饌
(
めし
)
をすすめた。
嬌娜
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
双眼鏡で覗くと果して人であった、而も洋服を着た者が二人迄交っている。この三、四日人影を見なかった私達は、物珍らしさに
帽
(
ぼうし
)
を振ったり手拭を振ったりして、
盛
(
さかん
)
に呶鳴った。
黒部川奥の山旅
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
目の鋭い腰の細い、あぶらぎった
帽
(
ぼうし
)
と着物を着て、黒い
前垂
(
まえだれ
)
をしていたが、その破れは所どころ白い布でつぎはぎしてあった。若い男は手を額のあたりで組みあわして、どこから来たかと訊いた。
田七郎
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
男の
児
(
こ
)
が先へ立って駈出して来る事だろう、と思いながら、主税が
帽
(
ぼうし
)
を脱いで、
雨
(
あま
)
あがりの松の
傍
(
わき
)
を、緑の露に袖擦りながら、格子を
潜
(
くぐ
)
って、土間へ入ると、天井には
駕籠
(
かご
)
でも釣ってありそうな
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
帽
常用漢字
中学
部首:⼱
12画
“帽”を含む語句
帽子
烏帽子
鳥打帽
絹帽
山高帽
軍帽
中折帽
赤帽
無縁帽
高帽子
頭巾帽
綿帽子
烏帽子岩
山高帽子
風折烏帽子
絹帽子
侍烏帽子
女帽
古帽子
麦藁帽
...