“軍帽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぐんぼう33.3%
あたま16.7%
ぐんばう16.7%
しゃっぽ16.7%
しやつぽ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一本足を上にむけ、軍帽ぐんぼうを下にして、とうとう、往来のしき石のあいだに、けんのついた鉄砲の先をつっこんでしまいました。
ファイフのワルツの演奏中、頻りに軍帽あたまを振つてゐる。
モスクワへつてから、ミハイル、アウエリヤヌヰチは肩章けんしやう軍服ぐんぷくに、赤線あかすぢはひつたヅボンを穿いてまちあるくにも、軍帽ぐんばうかぶり、軍人ぐんじん外套ぐわいたうた。兵卒へいそつかれ敬禮けいれいをする。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
寝呆ねぼけ奴! 軍帽しゃっぽを忘れたんかあ
動員令 (新字新仮名) / 波立一(著)
少年等こどもらが好きで、時には、厚紙の軍帽しやつぽやら、竹の軍刀サアベル板端いたつぱしの村田銃、其頃流行はやつた赤い投弾なげだままで買つて呉れて、一隊の義勇兵の為に一日の暇をつぶす事もあつた。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)