“肩章”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんしょう69.2%
けんしやう15.4%
エポレット15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みっともないほどのアバタづらで、アラビア人みたいに髪の毛が縮れて、猫背ねこぜで、がにまたで、肩章けんしょうのない軍服を着て、胸のボタンをはずしている。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
モスクワへつてから、ミハイル、アウエリヤヌヰチは肩章けんしやう軍服ぐんぷくに、赤線あかすぢはひつたヅボンを穿いてまちあるくにも、軍帽ぐんばうかぶり、軍人ぐんじん外套ぐわいたうた。兵卒へいそつかれ敬禮けいれいをする。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
肩章エポレットと勲章をつけているこの巨大漢が、こんな情ない、子供のようにはにかんだ顔をしているところは、なんだか妙なものだった。
決闘 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)