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肩肱
ふりがな文庫
“肩肱”の読み方と例文
読み方
割合
かたひじ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かたひじ
(逆引き)
遠山勘解由はまだ
忿懣
(
ふんまん
)
がおさまらないとみえ、
肩肱
(
かたひじ
)
を張ってむっとふくれていた。甲斐は兵部といっしょに立ち、いっしょに廊下を歩いていった。
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
これはまるでムキ出しな
浪人伝法
(
ろうにんでんぽう
)
。一角ほど
肩肱
(
かたひじ
)
は張らないが、その代りに、黙って刀が先にものをいいそうだ。
鳴門秘帖:03 木曾の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
麻は冷たい、さっくりとして
膚
(
はだ
)
にも着かず、
肩肱
(
かたひじ
)
は
凜々
(
りり
)
しく
武張
(
ぶば
)
ったが、中背で
痩
(
や
)
せたのが、薄ら寒そうな
扮装
(
なり
)
、襟を引合わせているので物優しいのに、
細面
(
ほそおもて
)
で色が白い。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
肩肱(かたひじ)の例文をもっと
(15作品)
見る
肩
常用漢字
中学
部首:⾁
8画
肱
漢検準1級
部首:⾁
8画
“肩”で始まる語句
肩
肩衣
肩胛骨
肩掛
肩肘
肩章
肩身
肩越
肩書
肩先
“肩肱”のふりがなが多い著者
吉川英治
山本周五郎
泉鏡花
国枝史郎