“貂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てん86.1%
ちょう2.8%
てう2.8%
むじな2.8%
エルメリノ2.8%
ミンク2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、すらりとした華奢きゃしゃな体を、揺り椅子いすに横たえて、足へはかかとの高い木沓きぐつをうがち、首から下を、深々とした黒てん外套がいとうが覆うていた。
紅毛傾城 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
なまじいなことをして、をもってちょうに続き、竹をって木を修むるような仕儀に立ち至らしむるよりは、いっそのこと己の子をもって、相続せしむる方がよいとのことだ。
てうははやしを出て見てる。
そりとランターン (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
図らずも難風に出会い、その二人の舟人は途中において相果てました、一人いちにんの舟人が死際しにぎわ懴悔話ざんげばなしを聞きますると、旅宿で船の世話をしてくれた商人あきんども其の二人の舟人も同じ穴のむじな
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
老いたる僧官カルヂナアレ達は紫天鵝絨の袍のえりエルメリノの白き毛革を附けたるを穿て、埒の内に半圈状をなして列び坐せり。僧官達の裾を捧げ來し僧等は共足元にうづくまりぬ。贄卓にへづくゑの傍なるちさき扉は開きぬ。
絶望した町から諸君は絶望した田舎に行く、そしてミンク麝香鼠マスクラットとの勇気をもって自ら慰めなければならない。