“侍烏帽子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さむらいえぼうし33.3%
さむらいえぼし33.3%
さむらひえばうし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ台所で音のする、煎豆いりまめに小鼻をいからせ、牡丹ぼたん有平糖あるへいとうねらう事、毒のある胡蝶こちょうに似たりで、立姿たちすがた官女かんじょささげた長柄ながえを抜いてはしかられる、お囃子はやし侍烏帽子さむらいえぼうしをコツンと突いて、また叱られる。
雛がたり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
嫌々腰をもたげて見ますと、ここにも揉烏帽子もみえぼし侍烏帽子さむらいえぼし人山ひとやまを築いて居りましたが、その中に交ってあの恵門法師えもんほうしも、相不変あいかわらず鉢の開いた頭を一きわ高く聳やかせながら
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
(嘿斎翁曰、これすなはち浄行じやうぎやう神人也といへり、大夫とは俚言の称也)さて当日(正月十五日)神使本社じんしほんしやいづるその行装ぎやうさうは、先挾箱さきはさみばこ二本道具台だうぐだい笠立かさたてかさ弓二張薙刀なぎなた神使侍烏帽子さむらひえばうし素襖すあう