“大紋烏帽子”の読み方と例文
読み方割合
だいもんえぼし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
花の三月、場所は、柳営ノ松の間の廊下というれの舞台で、しかも、扮装は、大紋烏帽子だいもんえぼしという古典的な装いのもとに、殿は上野介へ、あの刃傷に及ばれた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「当日は、必ず大紋烏帽子だいもんえぼしのこと——。」
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)
高氏は、公式の大紋烏帽子だいもんえぼしすがたを、ぽつねんと、ひとりそこにおかれたままでいた。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)