“だいもんえぼし”の漢字の書き方と例文
語句割合
大紋烏帽子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょうは三法師の承祖披露しょうそひろうの祝日である。朝飯後、一睡一浴して、勝家はまた暑くるしい大紋烏帽子だいもんえぼしを身にまとっていた。そして、たてがみ飾りをした馬に乗って城へ向っていた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
例年の大紋烏帽子だいもんえぼしの参賀や式事すがたは見られず、代りに、おちおち正月気分も味わえずに征途へついてゆく武者ばらのあらびたたけごえや軍馬の馬糞が若宮大路を明けくれにうずめている。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)