“赤烏帽子”の読み方と例文
読み方割合
あかえぼし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「男のバカと女の利巧はちょうど同じだ、生活力では男にはかなわないのだから、夫を大事にしろ」「亭主の好きな赤烏帽子あかえぼしという意味を知っているか」
亭主のすきな赤烏帽子あかえぼし指揮さしずする処へ、つくだ煮を装分もりわけた小皿てしおに添えて、女中が銚子を運んで来た。
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その装束しょうぞくが実に面白い。ちょうど昔の日本のよろいかぶとのような物を着け、またそのかぶとの上に赤地に白の段だらの切布きれを、赤烏帽子あかえぼしのような具合に後ろに垂れて居る兵士が五百人位あります。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)