“先輩”の読み方と例文
読み方割合
せんぱい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわんやわが九百年前の先輩せんぱい『今昔物語』のごときはその当時にありてすでに今は昔の話なりしに反しこれはこれ目前の出来事なり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
青年にこの弱点あることは青年自身も承知しょうちしている。承知しているゆえ、いわゆる先輩せんぱいの意見をたたき、職業を選定せんとするのである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
もちろん、先輩せんぱいが同じような仕事をしているので、新顔に灸所きゅうしょ灸所は教えてくれるのであるが、そのせいばかりとは思われない。
実験室の記憶 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)