“かづ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カヅ
語句割合
46.2%
26.9%
7.7%
7.7%
3.8%
3.8%
3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
代官坂の下から、黒衣をかづいた天主教の尼さんが、ゆつくり上つて來る。近附いた時に見ると、眼鏡をかけた・鼻の無闇に大きな・醜い女だつた。
かめれおん日記 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
この歌の、「朝に」は時間をあらわすので、「あさに出で見る毎に」(巻八・一五〇七)、「朝な夕なにかづくちふ」(巻十一・二七九八)等の「に」と同じい。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
身は海松みるめ刈るかづ
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
そらくもかづ、」
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
一一〇五更ごかうそら明けゆくころ一一一うつつなき心にもすずろに寒かりければ、一一二ふすまかづかんとさぐる手に、何物にや籟々さやさやと音するに目さめぬ。
いとうれしげにてあるを、此の袈裟とり出でてはやく打ちかづけ、三八三力をきはめて押しふせぬれば、あな苦し、なんぢ何とてかく三八四情なきぞ。
のけざまに帽かづきつつ。
パステルの竜 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)