“こうむ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コウム
語句割合
86.1%
12.3%
公務0.9%
0.2%
香夢0.2%
黄霧0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
未亡人となった彼女の生活をさらにさびしくしたのは、この不幸な恋のために父の不興をこうむって、親の家から勘当されたことだった。
傷心 (新字新仮名) / ワシントン・アーヴィング(著)
そしてその大きな推移に逆らう者は、必ず汚名と悲運をこうむって、時代の外へ影を没して亡んでしまうことも顕然けんぜんとした事実であった。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
艦長松島大佐かんちやうまつしまたいさむかつて、何事なにごとをか二言ふたこと三言みこと公務こうむ報告ほうこくをはつてのちわたくしほう向直むきなをつた。快活くわいくわつ調子ちようし
私は観音のためには、生まれて以来今日きょうまでいろいろの意味においてそのおたすけをこうむっているのであるがこの観音様はあぶないところをわたくしがお扶けしたのだ。
香夢こうむを追つて、三百年泰平のくはへ楊子やうじで好い心地に船遊山などしてゐたのだ。
河風 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
第一に、船医を呼んで視力を恢復かいふくさせるように努力すること。第二に、電気主任を呼んで、この怪しい黄霧こうむを散らすこと。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)