幕末維新懐古談ばくまついしんかいこだん34 私の守り本尊のはなし34 わたしのまもりほんぞんのはなし
さて、五体の観音は師匠の所有に帰し「まあ、よかった」と師匠とともに私は一安心しました。しかし、私にはここで一つの希望が起りました。私は、数日の後、師匠に向い、その望みを申し出でました。 「師匠、あの観音五体の中で一体を私にお譲り下さいません …
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