幕末維新懐古談ばくまついしんかいこだん52 皇居御造営の事、鏡縁、欄間を彫ったはなし52 こうきょごぞうえいのこと、かがみぶち、らんまをほったはなし
御徒町に転宅しまして病気も概かた癒りました。 その時が明治二十年の秋……まだ本当に元の身体には復しませんが仕事には差し閊えのないほどになった。 すると、その年の十二月、皇居御造営事務局から御用これあるにつき出頭すべしとの御差紙が参りました。 …
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