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木地
ふりがな文庫
“木地”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
きじ
86.7%
きぢ
13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きじ
(逆引き)
形式だけ見事だって面倒なばかりだから、みんな節約して
木地
(
きじ
)
だけで用を足している。はなはだ痛快である。天醜
爛漫
(
らんまん
)
としている。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
これは彩色なしではあるが、
木地
(
きじ
)
のままでも、その物質そのままを感じ、また色彩をも感ずるように非常に苦心をして
彫
(
や
)
ったのであった。
幕末維新懐古談:27 引き続き作に苦心したこと
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
木地(きじ)の例文をもっと
(26作品)
見る
きぢ
(逆引き)
そして、フーゼリンを全く拔き取つたアルコールをナラのおほ樽に入れて置くと、
樽
(
たる
)
の
木地
(
きぢ
)
と和合して、純粹のヰスキが出來る。
泡鳴五部作:04 断橋
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
軈
(
やが
)
て
又
(
また
)
例
(
れい
)
の
木
(
き
)
の
丸太
(
まるた
)
を
渡
(
わた
)
るのぢやが、
前刻
(
さつき
)
もいつた
通
(
とほり
)
草
(
くさ
)
のなかに
横倒
(
よこだふ
)
れになつて
居
(
ゐ
)
る、
木地
(
きぢ
)
が
恁
(
か
)
う
丁度
(
ちやうど
)
鱗
(
うろこ
)
のやうで
譬
(
たとへ
)
にも
能
(
よ
)
くいふが
松
(
まつ
)
の
木
(
き
)
は
蝮
(
うわばみ
)
に
似
(
に
)
て
居
(
ゐ
)
るで。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
木地(きぢ)の例文をもっと
(4作品)
見る
“木地”の意味
《名詞》
漆の塗り物の下地。
木目。
彫刻やろくろを使う細工で材料を粗く削ったもの。
(出典:Wiktionary)
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
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木地師
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木地蝋塗
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