“閊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つか98.8%
つかえ1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御無事でおめでとうという言葉はのどつかえて出なかった。それだけいうのが精いっぱいで、母は式台に膝をついたまま、むせびあげた。
はたし状 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
それと一緒に、声がピッタリと咽喉のどつかえてしまって、名前を呼べる位ならまだしも、声を立てる事すら出来なくなっているじゃないの。
支那米の袋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「これで大先生も浮ばれましょう。あっしもなんだか胸のつかえが下りたような心持だ、——ねえお嬢さん、大先生の一周忌が過ぎたら、あなたと仁木先生のお仲人は佐兵衛が勤めますぜ」
初午試合討ち (新字新仮名) / 山本周五郎(著)