『かめれおん日記（かめれおんにっき）』

蟲有蚘者。一身兩口、爭相齕也。遂相食、因自殺。 ——韓非子——博物教室から職員室へ引揚げて來る時、途中の廊下で背後から「先生」と呼びとめられた。 振返ると、生徒の一人——顏は確かに知つてゐるが、名前が咄嗟には浮かんで來ない——が私の前に來て …

著者	中島敦
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別	旧字旧仮名
読書目安時間	約40分（500文字/分）
朗読目安時間	約1時間6分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

咳（ワラ） 被（かづ） 下（おろ） 願望（ねがひ） 辭（や） 此方（こつち） 蹲（うづくま） 以前（まへ） 踏（ふん） 番（つがひ） 行（おこな） 埋（い） 磨（すり） 昏（クラ） 木星（ユウピテル） 瞑（と） 嘲笑（わら） 自（みづか） 竟（つひ） 與（あづか） 直接（ぢか） 足（た） 男性（をとこ） 狡猾（ずる） 火星（マルス） 汽船（ふね） 轉（まろ） 通（かよ） 上着（うはぎ） 斷（ことわ） 下（くだ） 土星（ザトウルン） 外（そと） 先刻（さつき） 背後（うしろ） 一月（ひとつき） 嘔氣（はきけ） 叱言（こごと） 蔭干（かげぼし） 勿體（もつたい） 術（すべ） 儡（ツカ） 趾指（あしゆび） 作用（はたらき） 他人（ひと） 躪（にじ） 載（の） 乾物（ひもの） 中（うち） 金錢（かね） 有（も） 孔（あな） 樣（やう） 成人（おとな） 殘滓（かす） 悖（もと） 漁（あさ） 後（あと） 希望（のぞみ） 生物（いきもの） 家（うち） 肥（ふと） 大人（おとな） 眼（め） 眼差（まなざし） 立消（たちぎえ） 四邊（あたり） 簑蟲（みのむし） 級（クラス） 繰（く）