“蔭干”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かげぼし85.7%
かげぼ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夏の土用のころ、さやのまだ青いうちに採って蔭干かげぼしにして置く。利尿剤として薬種屋でも取扱い、今でもなお民間で使っているのがそれである。
國漢の老教師は、どう勘違ひしたか、「それは何でも花柳病の藥になるやつでせうがな。蔭干かげぼしにして、煎じてな」
かめれおん日記 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
洗ひましたよ、一人々々あく洗ひにして、蔭干かげぼしにしてゐると、いつもの三輪の萬七親分が飛んで來て、手一杯に掻き廻した上、五丁目の尺八の師匠、竹童とかいふ鼻の下の長げえのを