“莢”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
さや96.4%
1.8%
サヤ1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は、女中がいまさやを剥いだばかりの小豌豆が、テエブルの上に球ころがしの緑色の球のやうに澤山ならんでゐるのを見ようと思つて立ち止つた。
プルウストの文体について (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
秋になると、崖ぶちの恐ろしく高い木に、藤豆のような大きな平たいさやの実がった、簪玉かんざしだま位な真紅の美しい実のなる木もあった。
四谷、赤坂 (新字新仮名) / 宮島資夫(著)
鶏卵を、輸送するために包装する、奇妙な方法を、図435で示す。卵を藁で、さやに入った豆みたいに包み、これを手にぶら下げて持ちはこぶ。
さやなかには豆粒まめつぶが五つありました。そしてなかかつたのです。けふもけふとて、むつまじくはなしてゐました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
そとにでても、此處こゝで一つのさやなかで、かうしておたがひにおほきくなつたことをわすれないで、仲善なかよくしませうね」
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
夏のころ梅の如き淡紅たんこうの花を開きのちをむすび熟するときはけて御輿みこしのわらびでの如く巻きあがる。茎も葉も痢病の妙薬なりといふ。みこしぐさ。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
前にも引き合ひに出たすくなひこなの神なども、常世へ行つたと言ふが、実は、ヒムシの皮を全剥ウツハぎにして衣とし、蘿摩カヾミサヤの船に乗る仲間の矮人ヒキウドの居る国に還住したことをすのであらう。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)