“豆莢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まめ50.0%
まめざや50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母はその間に、かまどの下に豆莢まめがらをいて、朝のかしぎをしておき、やがて家の裏のほうへ出て行った。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つやつやした豆莢まめざやの厚い皮をぺちゃんと圧し潰し、小さい鼻から目の醒めるような青い匂いを吸い込みながら、莢の裂け目へ右の指先を突き入れると、彼女の指先になまなましい柔かいものが触た。
唇草 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)