“豆撒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まめま66.7%
まめまき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それだけなら、俺も自分一人で呑込んで知らん顏をする氣で居たが、續いて豆撒まめまきの晩庭の闇から眞矢を射込んだものがある」
大きな天理教会、小さな耶蘇教会で、東京から人を呼んで説教会がある。府郡の技師が来て、農事講習会がある。節分は豆撒まめまき。七日が七草ななくさ。十一日が倉開き。十四日が左義長さぎちょう
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
福は内の晩に——年越しの豆撒まめまきの夜——火鉢の炭火のカッカッとおこっているのにあたっている時、あたしは祖父さんの遺品かたみの、霰小紋あられこもん
……今夜の豆撒まめまきが済むと、片原で年を取って、あかんぼも二つになると、隠居たちも笑っていました。その晩——暮方……
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)