“霰小紋”の読み方と例文
読み方割合
あられこもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
福は内の晩に——年越しの豆撒(まめまき)の夜——火鉢の炭火のカッカッと熾(おこ)っているのにあたっている時、あたしは祖父さんの遺品(かたみ)の、霰小紋(あられこもん)の
棺の中の主人は霰小紋(あられこもん)の裃(かみしも)の胸から下が見えて、水晶の念珠が壇の灯(あかり)にキラキラと光ります。その時でした。
鉄無地の道行(みちゆき)半合羽(はんがっぱ)、青羅紗(あおらしゃ)の柄袋(つかぶくろ)、浅黄(あさぎ)甲斐絹(かいき)の手甲脚半(てっこうきゃはん)、霰小紋(あられこもん)の初袷(はつあわせ)を裾短かに着て、袴は穿かず、鉄扇を手に持つばかり。斯うすると竜次郎の男振りは、一入(ひとしお)目立って光るのであった。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)