“柄袋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つかぶくろ85.7%
つかふくろ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
深編笠に裾縁すそべり野袴、柄袋つかぶくろをかけた蝋鞘の大小、スッキリとした旅装たびよそおい、足を入れたは東海道で、剣侠けんきょう旅へ出たのである。
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ちょうどその日の薄暮はくぼ韮崎にらさき方面からこの甲府城下へ入り込んだ武者修行ていの二人の者。前に進んでいたたくましいのが、何を思い出したか、刀の柄袋つかぶくろちょうと打って
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
司馬道場から引き連れて来た弟子三名を従えて、これも道々この店で脚絆、わらじ、あの店でかさ柄袋つかふくろといったように、旅の装束をととのえつつ、紫いろのあけぼのの江戸をあとに……。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)