“剣侠”の読み方と例文
読み方割合
けんきょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし最近の興味の中心が、妖女と剣侠けんきょうと宝物さがしであるに反して、昔の聴衆は幽界の消息と、因果応報のことわりとをよろこんだ。
深編笠に裾縁すそべり野袴、柄袋つかぶくろをかけた蝋鞘の大小、スッキリとした旅装たびよそおい、足を入れたは東海道で、剣侠けんきょう旅へ出たのである。
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「然らば、おまえのやっている盗みの種類は、義賊というようなものなのか。支那の小説などによくあるな。剣侠けんきょうとか、侠盗とかいう怪物が。つまりあれの亜流だろう」
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)