“霰弾”の読み方と例文
読み方割合
さんだん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小銃と霰弾さんだんとはこもごも発射された。しかし実際は大なる損害を与えなかった。ただコラント亭の正面の上部だけはひどく害を受けた。
だから人民はたまらない。その霰弾さんだんを防ぐ武器としては、充分立派な武器を拵えなくちゃあならん。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
彼はその翌日、百万坪の端にある篠竹しのだけの茂みで捕えられた。「大蝶」の旦那のった猟銃の霰弾さんだんが彼のふくらはぎに当ったのだという。旦那の射撃の腕前は高く評価された。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)