“さんだん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
算段59.4%
霰弾28.1%
散弾6.3%
三段3.1%
讃歎3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
商人あきんどという者は殊に利に走り易いものであるから、どういう事から私の事を政府に告げて金を儲ける算段さんだんをするかも知れない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
だから人民はたまらない。その霰弾さんだんを防ぐ武器としては、充分立派な武器を拵えなくちゃあならん。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
黒眼鏡をかけているので、眼の様子はわからなかったが、顔じゅうが、散弾さんだんでもぶちこまれたあとのようにでこぼこしていて、いかにもすごい感じのする容貌ようぼうだった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
提灯ちやうちん一個ひとつ引奪ふんだくつて、三段さんだんばかりあるきざはし正面しやうめん突立つゝたつて、一揆いつきせいするがごとく、大手おほてひろげて
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
三尊さんぞん四天王十二童子十六羅漢らかんさては五百羅漢、までを胸中におさめてなた小刀こがたなに彫り浮かべる腕前に、運慶うんけいらぬひと讃歎さんだんすれども鳥仏師とりぶっし知る身の心はずかしく
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)