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豆粒
そしていちばんはじめに
手拭に
進んだ
鹿から、
一口づつ
団子をたべました。六
疋めの
鹿は、やつと
豆粒のくらゐをたべただけです。
季節が
秋にはいると、どこからともなく、
渡り
鳥があかね
色の
夕空を、
山の
上高く、
豆粒のように、ちらばりながら、
飛んでいくのが
見えました。
裏には
真桑瓜が
蔓の上に沢山ころがり、
段落ちの畑には土が見えぬ程玉蜀黍が茂り、
大豆は
畝から畝に
莢をつらねて、
試に其一個を
剖いて見ると、
豆粒の
肥大実に眼を驚かすものがある。