“段落”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だんらく60.0%
きりどこ10.0%
たんらく10.0%
だんお10.0%
だんおち10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『イヤそろそろ修行しゅぎょうに一段落だんらくつくところじゃ。本人ほんにん生前せいぜんたいへんにった海辺うみべがあるので、これからそこへ落付おちつかせることになってる……。』
侍「此処こゝが丁度段落きりどこだ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
硫黄山暁かけて段落たんらくにクリイム色の靄はかゝりぬ
小熊秀雄全集-01:短歌集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
裏には真桑瓜まくわうりつるの上に沢山ころがり、段落だんおちの畑には土が見えぬ程玉蜀黍が茂り、大豆だいずうねから畝にさやをつらねて、こころみに其一個をいて見ると、豆粒つぶ肥大ひだい実に眼を驚かすものがある。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
夜皆寝て了うたあとで、母屋おもや段落だんおちで二葉亭訳「うき草」を読んだ。此処ここは引越した年の秋、無理に北側きたがわにつぎ足した長五畳の板張いたばりで、一尺程段落になって居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)