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板張
ふりがな文庫
“板張”の読み方と例文
読み方
割合
いたばり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いたばり
(逆引き)
夜皆寝て了うたあとで、
母屋
(
おもや
)
の
段落
(
だんおち
)
で二葉亭訳「うき草」を読んだ。
此処
(
ここ
)
は引越した年の秋、無理に
北側
(
きたがわ
)
につぎ足した長五畳の
板張
(
いたばり
)
で、一尺程段落になって居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
お兄様はと見返ると、
板張
(
いたばり
)
に
薄縁
(
うすべり
)
を敷いたのに、
座蒲団
(
ざぶとん
)
を肩にあて、そこらにあった煙草盆から火入れを出し、横にしたのを
枕
(
まくら
)
にして、目を閉じて寝ていらっしゃいます。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
二人を乗せたバケットが自分等の前までさがって来た時、監督をはじめ
板張
(
いたばり
)
の
床
(
ゆか
)
の上に立っている人々は、我にもあらず、
一斉
(
いっせい
)
に
歓声
(
かんせい
)
をあげた。その中に平吉の声もまじっていた。
秋空晴れて
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
板張(いたばり)の例文をもっと
(3作品)
見る
“板張(板張り)”の解説
板張り(いたばり)は、洗い張り(洗張)のうち、布を洗濯し、糊づけして板に張り、皺を伸ばし、光沢を出し、仕上げをすることである。第二次世界大戦前(1940年代)までは家庭で行なわれることが多かったが、のちに専門業者に依頼することがふえた。絹縮(絹ちりめん)、縮緬類、お召し類、木綿縮(めんちぢみ)などには用いないのがよい。
(出典:Wikipedia)
板
常用漢字
小3
部首:⽊
8画
張
常用漢字
小5
部首:⼸
11画
“板張”の関連語
張板
張物板
“板”で始まる語句
板
板塀
板葺
板敷
板木
板囲
板子
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板庇
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厚板張
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“板張”のふりがなが多い著者
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小金井喜美子
徳冨蘆花
吉田甲子太郎