“座蒲団”のいろいろな読み方と例文
旧字:座蒲團
読み方割合
ざぶとん98.4%
さぶとん0.8%
クッション0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちにようやく経の用意も出来たので本堂へ案内されたが、来てみると、ここは一層寒いうえに、勿論もちろん火鉢も座蒲団ざぶとんもなかった。
比叡 (新字新仮名) / 横光利一(著)
捻平座蒲団さぶとん一膝ひとひざ出て
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
贅沢ぜいたくな長椅子や座蒲団クッション卓子テエブルなぞがいかにも王子の応接間らしい豪奢ごうしゃな飾り付けを見せていたが、主のない部屋の中は寒々とした一抹の空虚うつろをどことなく漂わせているように感じられた。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)