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板片
ふりがな文庫
“板片”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
いたきれ
52.9%
いたぎれ
47.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いたきれ
(逆引き)
古い
板片
(
いたきれ
)
を繩で縛つて、その繩の端を長くして格子から戸の隙間に入れ、部屋の中で引つ張つてガタガタ、ゴソゴソ言はせたのだ。
銭形平次捕物控:252 敵持ち
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
祖母
(
おばあ
)
さんの
鍵
(
かぎ
)
は
金網
(
かなあみ
)
の
張
(
は
)
つてある
重
(
おも
)
い
藏
(
くら
)
の
戸
(
と
)
を
開
(
あ
)
ける
鍵
(
かぎ
)
で、
紐
(
ひも
)
と
板片
(
いたきれ
)
をつけた
鍵
(
かぎ
)
で、いろ/\な
箱
(
はこ
)
に
入
(
はひ
)
つた
器物
(
うつは
)
を
藏
(
くら
)
から
取出
(
とりだ
)
す
鍵
(
かぎ
)
でした。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
板片(いたきれ)の例文をもっと
(9作品)
見る
いたぎれ
(逆引き)
しかも私はそのとき、
唇
(
くち
)
に触れるほど近く頭上におっかぶさった二枚の
板片
(
いたぎれ
)
の間から、ぽっちりと静かに澄みきった
蒼穹
(
あおぞら
)
を眺めていました。
十時五十分の急行
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
右の手には、そこらから拾って来たらしい細長い
板片
(
いたぎれ
)
を持って、それを左右に打ちふりながら、橋のほうから来る電車に合図のような事をしていた。
柿の種
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
板片(いたぎれ)の例文をもっと
(8作品)
見る
板
常用漢字
小3
部首:⽊
8画
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
“板”で始まる語句
板
板塀
板葺
板敷
板木
板囲
板子
板橋
板庇
板戸
“板片”のふりがなが多い著者
葉山嘉樹
蒲 松齢
島崎藤村
モーリス・ルヴェル
徳田秋声
中里介山
夢野久作
幸田露伴
寺田寅彦
海野十三