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板庇
ふりがな文庫
“板庇”の読み方と例文
読み方
割合
いたびさし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いたびさし
(逆引き)
「さあ、
御
(
お
)
あたり。さぞ御寒かろ」と云う。
軒端
(
のきば
)
を見ると青い煙りが、突き当って
崩
(
くず
)
れながらに、
微
(
かす
)
かな
痕
(
あと
)
をまだ
板庇
(
いたびさし
)
にからんでいる。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
さう言ひ乍ら平次は窓の外を覗きましたが、
板庇
(
いたびさし
)
がひどく腐つて居て、曲者がこれを渡つて窓へ近づいた樣子もありません。
銭形平次捕物控:257 凧糸の謎
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
例の新築された会所のそばを通り過ぎようとすると、表には
板庇
(
いたびさし
)
があって、入り口の
障子
(
しょうじ
)
も明いている。寿平次は足をとめて、思わずハッとした。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
板庇(いたびさし)の例文をもっと
(12作品)
見る
板
常用漢字
小3
部首:⽊
8画
庇
漢検準1級
部首:⼴
7画
“板”で始まる語句
板
板塀
板葺
板敷
板木
板囲
板片
板子
板橋
板戸
“板庇”のふりがなが多い著者
柴田宵曲
正岡子規
島崎藤村
夏目漱石
吉川英治
野村胡堂
萩原朔太郎
寺田寅彦
芥川竜之介