“生前”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいぜん77.8%
しやうぜん11.1%
しょうぜん5.6%
しようぜん5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しもあの懐剣かいけんが、わたくしはかおさめてあるものなら、どうぞこちらに取寄とりよせていただきたい。生前せいぜん同様どうようあれを守刀まもりがたないたうございます……。
思へば内府の思顧の侍、其數を知らざる内に、世を捨てし瀧口の此期このごに及びて君の御役に立たん事、生前しやうぜん面目めんぼく此上このうへや候べき。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
それは勝三郎の生前しょうぜんに、勝久らが百方調停したにもかかわらず、ゆるされずにしまった高足弟子こうそくていし勝四郎の勘気である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
かくおもへる貫一は生前しようぜん誼深よしみふかかりし夫婦の死を歎きて、この永きわかれ遣方やるかたも無く悲み惜むなりき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)