“段通”の読み方と例文
読み方割合
だんつう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それらはいずれも皆シナ製の花模様の羊毛段通だんつうが上に敷いてあって、その前には美しい唐木とうぼくの丈夫な高机たかづくえが置かれてある。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
象の周囲まわりをグルグル廻って見たが、胴も腹も古い細工で、塗直したようなところも見当らねえ。……もしそんなところがあるとすれば、あの段通だんつうの下。
窓が両開き硝子ドアであり、華麗のカーテンがかかって居り、床が護謨ゴム敷になって居り、煖炉の前にオリエンタルカラーの、段通だんつうが一面に敷いてあるのも、好ましい趣味でありましたよ。