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段通
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だんつう
ふりがな文庫
“
段通
(
だんつう
)” の例文
それらはいずれも皆シナ製の花模様の羊毛
段通
(
だんつう
)
が上に敷いてあって、その前には美しい
唐木
(
とうぼく
)
の丈夫な
高机
(
たかづくえ
)
が置かれてある。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
象の
周囲
(
まわり
)
をグルグル廻って見たが、胴も腹も古い細工で、塗直したようなところも見当らねえ。……もしそんなところがあるとすれば、あの
段通
(
だんつう
)
の下。
平賀源内捕物帳:山王祭の大像
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
窓が両開き硝子
扉
(
ドア
)
であり、華麗のカーテンがかかって居り、床が
護謨
(
ゴム
)
敷になって居り、煖炉の前にオリエンタルカラーの、
段通
(
だんつう
)
が一面に敷いてあるのも、好ましい趣味でありましたよ。
さまよう町のさまよう家のさまよう人々
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
そこは
懲々
(
こり/″\
)
だよと口の内で云って、こちらへおいでと
頤
(
あご
)
で招いて居ると、やがて来のは同じ年配で、御召の大縞の上着に
段通
(
だんつう
)
織の下着、鼠
緞子
(
どんす
)
の帯を締め、芸子潰しに銀のあばれ
綯
(
より
)
という
扮粧
(
こしらえ
)
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
侍従医長はその前に敷いてあるチベット流の厚い敷物(花模様ある毛の
段通
(
だんつう
)
)の上に坐って居ましたが、その前には高い綺麗な机が二脚並んである。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
段
常用漢字
小6
部首:⽎
9画
通
常用漢字
小2
部首:⾡
10画
“段”で始まる語句
段
段々
段梯子
段取
段落
段階子
段染
段違
段成式
段丘