“まめつぶ”の漢字の書き方と例文
語句割合
豆粒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さやなかには豆粒まめつぶが五つありました。そしてなかかつたのです。けふもけふとて、むつまじくはなしてゐました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
寒い話では、鍬の刃先はさきにはさまった豆粒まめつぶを噛みに来た鼠の舌が鍬に氷りついたまゝ死に、鼠をげると重たい開墾かいこんぐわがぶらり下ってもはなれなかった話。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
それが這っているのを見つけたのは、大分おおいた空港を発って、やがてであった。豆粒まめつぶのような楕円形だえんけいのものが、エンジンから翼の方に、すこしずつ動いていた。
幻化 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)