“矮人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わいじん41.7%
ちいさご16.7%
こびと16.7%
ひきうど8.3%
ヒキウド8.3%
ピクミエン8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども、篇中のどこかには、奇怪な矮人わいじんがあらわれる、鳥がいる。鍛冶かじの音楽、呪い、運命、憎悪、魔法のかぶとがある。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ありえだに、矮人ちいさご樂人あそびをめきし
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
万豊が地団太じだんだを踏みながら引き返してゆく後姿が栗林の中でまだらな光を浴びていた。線路の堤に、青鬼、赤鬼、天狗、狐、ひょっとこ、将軍などの矮人こびと連が並んで勝鬨かちどきを挙げていた。
鬼涙村 (新字新仮名) / 牧野信一(著)
矮人ひきうど黒染すみぞめすがたつとえて
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
前にも引き合ひに出たすくなひこなの神なども、常世へ行つたと言ふが、実は、ヒムシの皮を全剥ウツハぎにして衣とし、蘿摩カヾミサヤの船に乗る仲間の矮人ヒキウドの居る国に還住したことをすのであらう。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
さらにそこには、「盤根の沼パルス・ラディコスス」「知られざる森の墓場セブルクルム・ルクジ」があり、矮人ピクミエンが棲み有尾人ホモ・コウダッスがいる。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)