“こびと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小人44.7%
侏儒31.9%
矮人4.3%
侏人2.1%
倭人2.1%
儒人2.1%
儒子2.1%
戀人2.1%
矮小2.1%
矮魔2.1%
(他:2)4.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どうぞ、おねがいします。」と、お姫さまはたのみました。それからは、白雪姫しらゆきひめは、小人こびとの家にいることになりました。
それらのれのうちに、なれない、小人こびとのようにひくい、くろんぼが一人ひとりじっていました。
港に着いた黒んぼ (新字新仮名) / 小川未明(著)
甲虫かぶとむしのように、手をついた男を見ると、かつて見かけたことのない、町人とも武士ともつかぬひとりの侏儒こびとだ。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
弦之丞をはじめ五人の人々が、固唾かたずをのむ疑惑の目の前に、それから、涙をこぼしながら、侏儒こびとの話すことであった。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
線路の堤に、青鬼、赤鬼、天狗、狐、ひょっとこ、将軍などの矮人こびと連が並んで勝鬨かちどきを挙げていた。
鬼涙村 (新字新仮名) / 牧野信一(著)
時によりますと夜、あなたが秦皮樹の杖を持つて、本をよんでお出になりますと、私は戸の外に不思議な物を見ることがございます。灰色の巨人おほびとが榛の間にゐのこを駆つて行くかと思ひますと、大ぜいの矮人こびとが紅い帽子をかぶつて、小さな白い牝牛を、其前に逐つて参ります。
それから又、今は前よりも深くなつたやうに見える洞窟から流れ出る明い光と、紅の勝つた、さま/″\の色の衣裳を着て、何やら分らぬ調子につれて踊つてゐる侏人こびとの一群とが見えると云つた。
さて、私は一人の倭人こびとが、雪山せつざんのように高い、白い白い破損紙の層を背に負って、この大伽藍の中をうように動き出したのにも驚いた。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
——生まれ故郷の清河県せいかけんでもそうだったが、この街でもそろそろ兄さんを小馬鹿にする餓鬼がきどもの声が立っている。饅頭まんじゅう売りの人三化七にんさんばけしちだとか、ぼろッれの儒人こびとだとかろくな蔭口かげぐちを言やあしねえ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
西門慶の長い体が、ぬうっと、寝台の下から出て来るやいな、まるで居直り強盗のような科白せりふで、儒子こびとの武大をめおろした。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
野増村から戀人こびとの手紙
大島行 (旧字旧仮名) / 林芙美子(著)
かわごろもを着けた極南の矮小こびと民族か
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
「子供等よ、騒ぐでないぞ、森の菌霊こびとうすくときぞ」
母子叙情 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
烟子霞子 二人の豎子こびと
(旧字旧仮名) / 三好達治(著)