“しゆじゆ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
侏儒50.0%
種々30.0%
朱綬10.0%
種種10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
星眼とこしへに秋波を浮べて、「悪のはな」の詩人が臨終を見る、なほ往年マドリツドの宮廷に、黄面の侏儒しゆじゆ筋斗きんとを傍観するが如くなりしと云ふ。(五月二十九日)
別に不断着物ふだんぎもの及び半纏はんてんくるもの、おなじく半襟と謂ふ。これには黒繻子、毛繻子、唐繻子、和繻子、織姫、南京黒八丈なんきんくろはちぢやう天鵞絨びろうどなど種々しゆじゆあり。
当世女装一斑 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
鉄騎十万ラインを圧して南下したるの日、理想と光栄の路に国民を導きたる者は、普帝が朱綬しゆじゆ采配さいはいに非ずして、実にその身は一兵卒たるに過ぎざりし不滅の花の、無限の力と生命なりしに候はずや。
渋民村より (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
種種しゆじゆいろ大理石を自由に使役して、この高雅と壮大と優麗との調和を成就したれの才の絶大さよ。此処ここには彼れの雄偉ゆうゐなる未成品「ちう」「」「てう」「せき」の四像もあつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)