“いろいろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イロイロ
語句割合
種々88.8%
種種4.3%
色々3.2%
各種1.1%
色色1.1%
千百0.5%
百方0.5%
種〻0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下にガニマールが来ているのも知らぬげにと、種々いろいろ話していたルパンは、ふと彼女の心配げな顔を見て話を途中で切った。
種々いろいろと、有難うございます。立帰りましたれば、よく申し伝えまする。……日も暮れましたゆえ、ではこれにてお暇を」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私はその優雅な島、菊及びはちすの国に関し、種種いろいろ書冊しよさつの中にある美しい記載につて読みました。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
種種いろいろの学理と種種の実験とから調べましたなら男女の区別の標準を生殖の点ばかりに取るのは間違かも知れません。
産屋物語 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
あなたは何故なぜ麻布の園遊会へなかつたのだとか、御父おとうさんの漢詩は大抵法螺ほらだとか、色々いろいろ聞いたり答へたりしてるうちに
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
つきすると、色々いろいろものあおくなりました。
電線のない時分であるから、初春の江戸の空は狭きまでに各種いろいろの凧で飾られたものである。
凧の話 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
そこには街路とおりの左右に各種いろいろの商品がならんでいた。
女の怪異 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
好い天気が続くので下宿の窓から眺めて居ると、彼方此方あちらこちらの家で大掃除がはじま色色いろいろの洗濯物が干される。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
支那商店の軒頭けんとうからは色色いろいろの革命街上がいじやうへ長い竿をよこたへて掲げて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
其処そこには又千百いろいろ事情が御座いまして、私の身に致しますと、その縁談は実にことわるにも辞りかねる義理に成つてをりますので、それを不承知だなどと吾儘わがままを申しては、なかなか済む訳の者ではないので御座います」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
父親は非常に驚いて何か不平でもあるのか、家産を弟に譲っては小林家の先祖に対して申しわけがない、ことに世間で親の仕打ちが悪いから何か不平があって、面当てにすることと思われては困るというので、泣くようにして頼んで見たけれど浩平はがんとして聞かなかった、百方いろいろ手を尽して見たけれどもそれは全く無駄であった。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
あかや緑や青や種〻いろいろ彩色さいしきが使ってあるようだが、図が何だとはサッパリ読めない。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)