“いろいろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イロイロ
語句割合
種々89.6%
種種4.1%
色々2.7%
色色0.9%
各種0.9%
千百0.5%
様々0.5%
百方0.5%
種〻0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すべて、私念(わたくし)といふ陋劣(さもし)い心があればこそ、人間(ひと)は種々(いろいろ)の悪(あし)き企画(たくらみ)を起すものぢや。罪悪(あしき)の源は私念(わたくし)、私念あつての此世の乱れぢや。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
種種(いろいろ)の学理と種種の実験とから調べましたなら男女の区別の標準を生殖の点ばかりに取るのは間違かも知れません。
産屋物語 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
当時(とうじ)夏目先生(なつめせんせい)の面会日(めんかいび)は木曜(もくよう)だったので、私達(わたしたち)は昼(ひる)遊(あそ)びに行(ゆ)きましたが、滝田(たきた)さんは夜(よる)行(い)って玉版箋(ぎょくばんせん)などに色々(いろいろ)のものを書(か)いて貰(もら)われたらしいんです。
夏目先生と滝田さん (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
この童謡は国国(くにぐに)で色色(いろいろ)と歌ひくづされてゐます。然(しか)し、みんなあの紅(あか)い円いつやつやしたお月様を、若い綺麗(きれい)な小母(をば)さまだと思つてゐます。まつたくさう思へますものね。
お月さまいくつ (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
電線のない時分であるから、初春の江戸の空は狭きまでに各種(いろいろ)の凧で飾られたものである。その時分は町中でも諸所に広場があったので、そこへ持ち出して揚げる。
凧の話 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
其処(そこ)には又千百(いろいろ)事情が御座いまして、私の身に致しますと、その縁談は実に辞(ことわ)るにも辞りかねる義理に成つてをりますので、それを不承知だなどと吾儘(わがまま)を
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
其間に様々(いろいろ)な事があったけれど、最早(もう)日記帳の紙がなくなったから、それは新しいのを貰ってから書く事にしよう。お歌さんは相変らず乃公の耳を引張る。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
泣くようにして頼んで見たけれど浩平は頑(がん)として聞かなかった、百方(いろいろ)手を尽して見たけれどもそれは全く無駄であった。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
何だか細かい線で描(か)いてある横物(よこもの)で、打見たところはモヤモヤと煙っているようなばかりだ。紅(あか)や緑や青や種〻(いろいろ)の彩色(さいしき)が使ってあるようだが、図が何だとはサッパリ読めない。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)