“しゆ/″\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
種々96.8%
種種3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これにはいし大小だいしよう種々しゆ/″\ありますが、おほきなものになるとえん直徑ちよつけい一町いつちようくらゐもあり、いしたかさは二三十尺にさんじつしやくおよぶものもあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
れがしきりに交代かうたいされるので、卯平うへいは一しか郷里きやうりつちまなくても種々しゆ/″\變化へんくわみゝにした。かれは一ばんおつぎのことが念頭ねんとううかぶ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
女子参政権問題の生じた事などに種種しゆ/″\の複雑した原因はあるにしても、その主たる原因は外面の化粧に浮身をやつ巴里パリイ婦人とちがつて
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
形はおほむ手毬てまりの様に円く大きく盛上り、色はかはつた種種しゆ/″\複色ふくしよくを出して、中にはえた緑青ろくしやう色をした物さへある。すべて鉢植でなく切花きりばな硝子罎がらすびんに挿して陳列して居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
又更に物質上の整理、経済上の種種しゆ/″\の用意、幸福と歓喜とのみなもとである家政を好く按排あんばいする等の為に熟達した機敏をつて居る事も、この階級を除いて何処いづくに発見せられるでせうか。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)