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種々
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しゆ/″\
ふりがな文庫
“
種々
(
しゆ/″\
)” の例文
可笑
(
をかし
)
なお話をいたしましたが、
策伝
(
さくでん
)
の話より、一
層
(
そう
)
御意
(
ぎよい
)
に
適
(
かな
)
ひ、
其後
(
そののち
)
数度
(
たび/\
)
御前
(
ごぜん
)
に
召
(
め
)
されて
新左衛門
(
しんざゑもん
)
が、
種々
(
しゆ/″\
)
滑稽雑談
(
こつけいざつだん
)
を
演
(
えん
)
じたといふ。
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
可笑
(
をかしき
)
事
可憐
(
あはれ
)
なる事
可怖
(
おそろし
)
き事
種々
(
しゆ/″\
)
さま/″\
筆
(
ふで
)
に
尽
(
つく
)
しがたし。やう/\
東雲
(
しのゝめ
)
の
頃
(
ころ
)
に
至
(
いた
)
りて、水も
落
(
おち
)
たりとて
諸人
(
しよにん
)
安堵
(
あんど
)
のおもひをなしぬ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
これには
石
(
いし
)
の
大小
(
だいしよう
)
は
種々
(
しゆ/″\
)
ありますが、
大
(
おほ
)
きなものになると
圓
(
えん
)
の
直徑
(
ちよつけい
)
が
一町
(
いつちよう
)
くらゐもあり、
石
(
いし
)
の
高
(
たか
)
さは
二三十尺
(
にさんじつしやく
)
に
及
(
およ
)
ぶものもあります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
其
(
そ
)
れが
頻
(
しき
)
りに
交代
(
かうたい
)
されるので、
卯平
(
うへい
)
は一
度
(
ど
)
しか
郷里
(
きやうり
)
の
土
(
つち
)
を
踏
(
ふ
)
まなくても
種々
(
しゆ/″\
)
の
變化
(
へんくわ
)
を
耳
(
みゝ
)
にした。
彼
(
かれ
)
は一
番
(
ばん
)
おつぎのことが
念頭
(
ねんとう
)
に
浮
(
うか
)
ぶ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
煩
(
わづら
)
ひ漸く全快はなしたれども
足腰
(
あしこし
)
弱
(
よわ
)
り
歩行事
(
あゆむこと
)
叶
(
かな
)
はず日々身代に苦勞なすと雖
種々
(
しゆ/″\
)
物入
(
ものいり
)
嵩
(
かさ
)
み五年程に地面も
賣拂
(
うりはら
)
ひ是非なく身上を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
但
(
たゞ
)
し
此斥候
(
このせつこう
)
の
報告書
(
ほうこくしよ
)
とも
名
(
な
)
づくべきものは、
單
(
たん
)
に
地震波
(
ぢしんぱ
)
の
種々
(
しゆ/″\
)
の
形式
(
けいしき
)
のみであるから、これを
書取
(
かきと
)
り
其上
(
そのうへ
)
にそれを
讀
(
よ
)
み
取
(
と
)
ることを
必要
(
ひつよう
)
とする。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
世
(
よ
)
に
傳
(
つた
)
はる
攝養法
(
せつやうはふ
)
に
種々
(
しゆ/″\
)
ありと
雖
(
いへど
)
も、
余
(
よ
)
の
實驗
(
じつけん
)
に
由
(
よ
)
れば、
尤
(
もつと
)
も
簡易
(
かんい
)
にして
尤
(
もつと
)
も
巧驗
(
こうけん
)
あるものは
冷水浴
(
れいすゐよく
)
の
他
(
た
)
にあらざる
可
(
べ
)
し。
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
(一)の
神佛
(
しんぶつ
)
はまともの
物
(
もの
)
もあるが、
異形
(
いげう
)
のものも
多
(
おほ
)
い。そして
神佛
(
しんぶつ
)
は
往々
(
わう/\
)
種々
(
しゆ/″\
)
に
變相
(
へんさう
)
するから
之
(
これ
)
を
分
(
わか
)
つて
正體
(
しやうたい
)
、
權化
(
ごんげ
)
の二とすることが
出來
(
でき
)
る。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
ところ/″\に
温帶林
(
おんたいりん
)
の
特徴樹
(
とくちようじゆ
)
であるぶなの
巨木
(
きよぼく
)
が
茂
(
しげ
)
り、
木
(
き
)
の
下
(
した
)
には
種々
(
しゆ/″\
)
な
灌木
(
かんぼく
)
、
草本
(
そうほん
)
、
蔓生植物
(
まんせいしよくぶつ
)
が
盛
(
さか
)
んに
生
(
は
)
えてゐるのを
見
(
み
)
ることが
出來
(
でき
)
ます。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
然
(
しか
)
し
其
(
そ
)
の
※
(
ねえ
)
さんは
愛
(
あい
)
ちやんが
行
(
い
)
つて
了
(
しま
)
つても、
頬杖
(
ほゝづゑ
)
ついて
沈
(
しづ
)
みゆく
夕日
(
ゆふひ
)
を
見
(
み
)
ながら、
可愛
(
かあい
)
い
愛
(
あい
)
ちやんの
事
(
こと
)
から、
又
(
また
)
その
種々
(
しゆ/″\
)
不思議
(
ふしぎ
)
な
冐險談
(
ばうけんだん
)
を
考
(
かんが
)
へながら
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
今
(
いま
)
また
雑
(
ざつ
)
と一
日
(
にち
)
、五
日
(
か
)
ばかり、
私
(
わたし
)
ども一
行
(
かう
)
に
対
(
たい
)
し……
申尽
(
まをしつ
)
くせませんまで、
種々
(
しゆ/″\
)
お
心
(
こゝろ
)
づかひを
下
(
くだ
)
さいましたのも、たゞ
御礼
(
おれい
)
を
申上
(
まをしあ
)
げるだけでは
済
(
す
)
みません。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
けれども
先生
(
せんせい
)
は
其家
(
そのいへ
)
を
圍
(
かこ
)
む
幾畝
(
いくせ
)
かの
空地
(
くうち
)
を
自
(
みづ
)
から
耕
(
たがや
)
して
菜園
(
さいゑん
)
とし
種々
(
しゆ/″\
)
の
野菜
(
やさい
)
を
植
(
う
)
ゑて
居
(
ゐ
)
ます。
又
(
また
)
五六羽
(
ごろつぱ
)
の
鷄
(
にはとり
)
を
飼
(
か
)
ふて、一
家
(
か
)
で
用
(
もち
)
ゆるだけの
卵
(
たまご
)
を
採
(
と
)
つて
居
(
ゐ
)
ます。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
誰
(
だれ
)
でも
左樣
(
さう
)
だが、
非常
(
ひじやう
)
に
憘
(
うれ
)
しい
時
(
とき
)
にはとても
睡眠
(
すいみん
)
などの
出來
(
でき
)
るものでない。で、
家
(
いへ
)
に
歸
(
かへ
)
つたる
吾等
(
われら
)
の
仲間
(
なかま
)
は、それからまた
一室
(
ひとま
)
に
集
(
あつま
)
つて、
種々
(
しゆ/″\
)
の
雜談
(
ざうだん
)
に
耽
(
ふけ
)
つた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
此
(
こ
)
の
間
(
かん
)
金解禁
(
きんかいきん
)
の
計畫
(
けいくわく
)
をしたのは一
再
(
さい
)
に
止
(
とゞ
)
まらなかつたが、
種々
(
しゆ/″\
)
の
事情
(
じじやう
)
の
爲
(
た
)
めに
其
(
そ
)
の
實現
(
じつげん
)
が
出來
(
でき
)
なかつた。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
勿論其の住民の階級職業によつて路地は
種々
(
しゆ/″\
)
異つた体裁をなしてゐる。日本橋
際
(
ぎは
)
の
木原店
(
きはらだな
)
は
軒並
(
のきなみ
)
飲食店の
行灯
(
あんどう
)
が出てゐる処から今だに
食傷新道
(
しよくしやうじんみち
)
の名がついてゐる。
路地
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
斯樣
(
かやう
)
な
事柄
(
ことがら
)
を一々
申
(
まを
)
せば
限
(
かぎ
)
りのない
事
(
こと
)
で、
居家處世
(
きよかしよせい
)
の
上
(
うへ
)
に
種々
(
しゆ/″\
)
間違
(
まちがひ
)
が
多
(
おほ
)
く、さればと
言
(
い
)
つて、これを一々
前以
(
ぜんもつ
)
て
命令
(
めいれい
)
するといふは
實際
(
じつさい
)
に
行
(
おこな
)
はれ
難
(
がた
)
い
事
(
こと
)
であるから
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
貝塚發掘
(
かひづかはつくつ
)
の
爲
(
ため
)
に、
余
(
よ
)
は
種々
(
しゆ/″\
)
の
遭難
(
そうなん
)
を
重
(
かさ
)
ねるけれど、
此時
(
このとき
)
の
如
(
ごと
)
き
惡難
(
あくなん
)
は
恐
(
おそ
)
らく
前後
(
ぜんご
)
に
無
(
な
)
からうである。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
バルヂピエロの紹介状が用に立つて、己は
種々
(
しゆ/″\
)
の立派な人達に交際することが出来た。己は昏迷の
中
(
うち
)
に日を送つて、ヱネチアの事やそこの友達の事を忘れてしまつた。
復讐
(新字旧仮名)
/
アンリ・ド・レニエ
(著)
而
(
さう
)
して
自分
(
じぶん
)
は
暖
(
あたゝか
)
い
靜
(
しづか
)
な
處
(
ところ
)
に
坐
(
ざ
)
して、
金
(
かね
)
を
溜
(
た
)
め、
書物
(
しよもつ
)
を
讀
(
よ
)
み、
種々
(
しゆ/″\
)
な
屁理窟
(
へりくつ
)
を
考
(
かんが
)
へ、
又
(
また
)
酒
(
さけ
)
を(
彼
(
かれ
)
は
院長
(
ゐんちやう
)
の
赤
(
あか
)
い
鼻
(
はな
)
を
見
(
み
)
て)
呑
(
の
)
んだりして、
樂隱居
(
らくいんきよ
)
のやうな
眞似
(
まね
)
をしてゐる。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
食物
(
しよくもつ
)
の
事
(
こと
)
に
就
(
つい
)
て、
少
(
すこ
)
し
感
(
かん
)
じた
事
(
こと
)
が
有
(
あ
)
りますから
貴婦人方
(
あなたがた
)
に
御噺
(
おはな
)
し
致
(
いた
)
しますが、
今
(
いま
)
宮本
(
みやもと
)
さんから、
段々
(
だん/\
)
の
御噺
(
おはな
)
しが
有
(
あ
)
ツて、
兒護婦
(
こもり
)
の
不注意
(
ふちうい
)
より、
子供
(
こども
)
が
種々
(
しゆ/″\
)
の
者
(
もの
)
を
飮
(
の
)
み
込
(
こ
)
み
手療法一則:(二月例会席上談話)
(旧字旧仮名)
/
荻野吟子
(著)
(に)腰の
邊
(
へん
)
に一段の仕切りを爲して此中に
種々
(
しゆ/″\
)
の小模樣を畫きたるもの。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
彼
(
かれ
)
は
書生
(
しよせい
)
として
京都
(
きやうと
)
にゐる
時分
(
じぶん
)
、
種々
(
しゆ/″\
)
の
口實
(
こうじつ
)
の
下
(
もと
)
に、
父
(
ちゝ
)
から
臨時
(
りんじ
)
隨意
(
ずゐい
)
に
多額
(
たがく
)
の
學資
(
がくし
)
を
請求
(
せいきう
)
して、
勝手
(
かつて
)
次第
(
しだい
)
に
消費
(
せうひ
)
した
昔
(
むかし
)
をよく
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
して、
今
(
いま
)
の
身分
(
みぶん
)
と
比較
(
ひかく
)
しつゝ、
頻
(
しき
)
りに
因果
(
いんぐわ
)
の
束縛
(
そくばく
)
を
恐
(
おそ
)
れた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
(あたゝかなるやうに土中にうづめ又はわらにつゝみ桶に入れてこほらざらしむ)其外雪の
用意
(
ようい
)
に
種々
(
しゆ/″\
)
の
造作
(
ざうさ
)
をなす事
筆
(
ふで
)
に
尽
(
つく
)
しがたし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
博物館
(
はくぶつかん
)
には
皆
(
みな
)
さんの
知
(
し
)
つてゐるように、
種々
(
しゆ/″\
)
の
品物
(
しなもの
)
が
竝
(
なら
)
べてありますが、たいていはある
種類
(
しゆるい
)
のものばかりを
選
(
えら
)
んで、
陳列
(
ちんれつ
)
してあるのです。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
又
(
また
)
これ
等
(
ら
)
の
瓦斯
(
がす
)
の
或物
(
あるもの
)
は
凝結
(
ぎようけつ
)
して
種々
(
しゆ/″\
)
の
鹽類
(
えんるい
)
となつて
沈積
(
ちんせき
)
してゐることがある。
外國
(
がいこく
)
の
或
(
ある
)
火山
(
かざん
)
からはヘリウム
瓦斯
(
がす
)
が
採集
(
さいしゆう
)
されたといはれてゐる。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
吐
(
はい
)
て
遂
(
つひ
)
に其夜の九ツ時に感應院は
淺
(
あさ
)
ましき
最期
(
さいご
)
をこそ
遂
(
とげ
)
たりける名主を始め
種々
(
しゆ/″\
)
詮議
(
せんぎ
)
すれば
煤掃
(
すゝはき
)
の
膳部
(
ぜんぶ
)
より外に何にも
喰
(
たべ
)
ずとの事なり
依
(
よつ
)
て膳部を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
皆
(
みな
)
其処
(
そこ
)
に寄り集まつてお
通
(
とほ
)
りの
時刻
(
じこく
)
を
待
(
ま
)
つて
居
(
を
)
りますので、
其
(
そ
)
の
中
(
うち
)
に
五
(
ご
)
もく
鮨
(
ずし
)
が出たり
種々
(
しゆ/″\
)
御馳走
(
ごちそう
)
が
出
(
で
)
ます
中
(
うち
)
にチヨン/\と
拍子木
(
ひやうしぎ
)
を打つて
参
(
まゐ
)
りました。
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
無邪氣
(
むじやき
)
なる
水兵等
(
すいへいら
)
の
想像
(
さうぞう
)
するが
如
(
ごと
)
く、
其時
(
そのとき
)
の
光景
(
くわうけい
)
はまあどんなであらう。
電光艇
(
でんくわうてい
)
の
評判
(
ひやうばん
)
、
櫻木大佐
(
さくらぎたいさ
)
の
榮譽
(
ほまれ
)
、
各自
(
めい/\
)
の
胸
(
むね
)
にある
種々
(
しゆ/″\
)
の
樂
(
たのし
)
み、それ
等
(
ら
)
は
管々
(
くだ/\
)
しく
言
(
い
)
ふに
及
(
およ
)
ばぬ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
年齡
(
ねんれい
)
も十六七
以上
(
いじやう
)
、一
通
(
とほ
)
り
學問
(
がくもん
)
をして
其
(
そ
)
の
學問
(
がくもん
)
を
家政
(
かせい
)
なり、
何
(
なに
)
なり
日常
(
にちじやう
)
處世
(
しよせい
)
の
上
(
うへ
)
に
應用
(
おうよう
)
がして
行
(
ゆ
)
ける
筈
(
はづ
)
でありますが、
實際
(
じつさい
)
に
就
(
つき
)
て
見
(
み
)
ますると
種々
(
しゆ/″\
)
遺憾
(
ゐかん
)
の
點
(
てん
)
があるやうです。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
而
(
しか
)
もこれは
婦
(
をんな
)
の
方
(
はう
)
から
種々
(
しゆ/″\
)
の
問題
(
もんだい
)
を
持出
(
もちだ
)
して
居
(
ゐ
)
るやうだそして
多少
(
いくら
)
か
煩
(
うるさ
)
いといふ
氣味
(
きみ
)
で
男
(
をとこ
)
はそれに
説明
(
せつめい
)
を
與
(
あた
)
へて
居
(
ゐ
)
たが
隨分
(
ずゐぶん
)
丁寧
(
ていねい
)
な
者
(
もの
)
で
決
(
けつ
)
して『ハア』『そう』の
比
(
ひ
)
ではない。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
『
然
(
さ
)
う、
私
(
わたし
)
、
恁麽
(
こんな
)
奇妙
(
きめう
)
な
夢
(
ゆめ
)
を
見
(
み
)
てよ!』と
云
(
い
)
つて
愛
(
あい
)
ちやんは、
※
(
ねえ
)
さんに
憶
(
おぼ
)
えて
居
(
ゐ
)
たゞけを
悉皆
(
すつかり
)
話
(
はな
)
しました。それは
皆
(
みな
)
さんが
是迄
(
これまで
)
讀
(
よ
)
んで
來
(
き
)
た
所
(
ところ
)
の、
種々
(
しゆ/″\
)
不思議
(
ふしぎ
)
な
冐險談
(
ばうけんだん
)
でした。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
種々
(
しゆ/″\
)
の楽器を弄することが上手なので、その音色で己の鬱を散じてくれようとした。己とレオネルロとは相変らず毎日逢つてゐる。此男を疑ふ念は一
度
(
たび
)
も己には萌さなかつた。
復讐
(新字旧仮名)
/
アンリ・ド・レニエ
(著)
恁云
(
かうい
)
ふ
學説
(
がくせつ
)
は、
唯
(
たゞ
)
種々
(
しゆ/″\
)
の
學説
(
がくせつ
)
を
集
(
あつ
)
めて
研究
(
けんきう
)
したり、
比較
(
ひかく
)
したりして、
之
(
これ
)
を
自分
(
じぶん
)
の
生涯
(
しやうがい
)
の
目的
(
もくてき
)
としてゐる、
極
(
きは
)
めて
少數
(
せうすう
)
の
人計
(
ひとばか
)
りに
行
(
おこな
)
はれて、
他
(
た
)
の
多數
(
たすう
)
の
者
(
もの
)
は
其
(
そ
)
れを
了解
(
れうかい
)
しなかつたのです。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
殊
(
こと
)
に
件
(
くだん
)
の
邸
(
やしき
)
に
就
(
つ
)
いては、
種々
(
しゆ/″\
)
の
話
(
はなし
)
があるが、
却
(
かへ
)
つて
拵事
(
こしらへごと
)
じみるからいふまい。
怪談女の輪
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
莫遮
(
それはさうと
)
現今
(
げんこん
)
建築
(
けんちく
)
の
本義
(
ほんぎ
)
とか
理想
(
りさう
)
とかに
就
(
つい
)
て
種々
(
しゆ/″\
)
なる
異論
(
ゐろん
)
のあることは
洵
(
まこと
)
に
結構
(
けつこう
)
なことである。
建築界
(
けんちくかい
)
には
絶
(
た
)
へず
何等
(
なんら
)
かの
學術的風波
(
がくじゆつてきふうは
)
がなければならぬ、
然
(
しか
)
らざれば
沈滯
(
ちんたい
)
の
結果
(
けつくわ
)
腐敗
(
ぶはい
)
するのである。
建築の本義
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
此土器
(
このどき
)
の
他
(
ほか
)
に、
未
(
ま
)
だ
種々
(
しゆ/″\
)
の
品
(
しな
)
が
有
(
あ
)
るのですが、
土偶
(
どぐう
)
なんか
別
(
べつ
)
して
珍品
(
ちんぴん
)
です
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
既に
服飾
(
ふくしよく
)
の部に於ても
述
(
の
)
べしが如く、
土器
(
どき
)
表面
(
ひやうめん
)
の
押紋
(
おしもん
)
を撿すれば、コロボツクルが
種々
(
しゆ/″\
)
の
編
(
あ
)
み物、織り物、及び
紐
(
ひも
)
の類を有せし
事
(
こと
)
明
(
あきら
)
かにして、從つて
袋
(
ふくろ
)
を
製
(
せい
)
する事抔も有りしならんと
想像
(
そうざう
)
せらる。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
かゝる
光景
(
ありさま
)
は雪にまれなる
暖
(
だん
)
国の
風雅人
(
ふうがじん
)
に見せたくぞおもはるゝ。
凡
(
およそ
)
ちゞみを
晒
(
さらす
)
には
種々
(
しゆ/″\
)
の
所為
(
しわざ
)
あれども、こゝには其
大略
(
たいりやく
)
をしるすのみ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
また
石器
(
せつき
)
の
形
(
かたち
)
も
大體
(
だいたい
)
は
前
(
まへ
)
の
時代
(
じだい
)
よりは
小形
(
こがた
)
のものが
多
(
おほ
)
く、しかも
石器
(
せつき
)
の
使
(
つか
)
ひ
途
(
みち
)
によつて
種々
(
しゆ/″\
)
異
(
こと
)
なつた
形
(
かたち
)
のものがわかれて
發達
(
はつたつ
)
して
來
(
き
)
ました。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
殺
(
ころ
)
して我も死ぬ
覺悟
(
かくご
)
なりと
呼
(
よば
)
はらせ其處へ我々
駈込
(
かけこみ
)
種々
(
しゆ/″\
)
詮議
(
せんぎ
)
して菊が口より
云々
(
しか/″\
)
と
云
(
いは
)
せんは如何にやと申ければ三人是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
鎔岩
(
ようがん
)
は
種々
(
しゆ/″\
)
の
形體
(
けいたい
)
となつて
噴出
(
ふんしゆつ
)
せられる。
先
(
ま
)
づ
火山灰
(
かざんばひ
)
の
外
(
ほか
)
に、
大小
(
だいしよう
)
の
破片
(
はへん
)
が
抛
(
な
)
げ
出
(
だ
)
される。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
あすの晩には、庭の
岩窟
(
いはむろ
)
に蝋燭を焚いて舞踏会をして、それから鏡の広間で宴会をしようと云ふので、己は君達と
種々
(
しゆ/″\
)
の評議をして、今宵は明かりの工合を試験して置くと云ふことになつた。
復讐
(新字旧仮名)
/
アンリ・ド・レニエ
(著)
それより
海岸
(
かいがん
)
の
家
(
いへ
)
は
沸
(
わ
)
くが
如
(
ごと
)
き
騷
(
さわ
)
ぎで、
種々
(
しゆ/″\
)
評議
(
ひやうぎ
)
の
結果
(
けつくわ
)
、
此
(
この
)
危急
(
ききふ
)
を
救
(
すく
)
ふには、
輕氣球
(
けいきゝゆう
)
を
飛
(
と
)
ばすより
他
(
ほか
)
に
策
(
さく
)
は
無
(
な
)
いといふ
事
(
こと
)
に
定
(
さだま
)
つたが、
氣球
(
ききゆう
)
を
作
(
つく
)
る
事
(
こと
)
は
容易
(
ようゐ
)
な
業
(
わざ
)
ではない、
幸
(
さひはひ
)
にも、
材料
(
ざいれう
)
は
甞
(
かつ
)
て
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
五
日
(
か
)
以上
(
いじやう
)
……
滋養
(
じやう
)
灌腸
(
くわんちやう
)
なぞは、
絶対
(
ぜつたい
)
に
嫌
(
きら
)
ひますから、
湯水
(
ゆみづ
)
も
通
(
とほ
)
らないくらゐですのに、
意識
(
いしき
)
は
明瞭
(
めいれう
)
で、
今朝
(
こんてう
)
午前
(
ごぜん
)
三
時
(
じ
)
に
息
(
いき
)
を
引取
(
ひきと
)
りました
一寸前
(
ちよつとぜん
)
にも、
種々
(
しゆ/″\
)
、
細々
(
こま/″\
)
と、
私
(
わたし
)
の
膝
(
ひざ
)
に
顔
(
かほ
)
をのせて
話
(
はなし
)
をしまして。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
しかもこの
鎔岩
(
ようがん
)
が
流動
(
りゆうどう
)
して
種々
(
しゆ/″\
)
の
奇觀
(
きかん
)
を
呈
(
てい
)
するので、
觀光客
(
かんこうきやく
)
を
絶
(
た
)
えずひきつけてゐる。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
しかれども熊は
猛
(
たけ
)
く、
且
(
かつ
)
智
(
ち
)
ありて
得
(
う
)
るに
易
(
やす
)
からず。雪中の熊は
皮
(
かは
)
も
胆
(
きも
)
も常に
倍
(
ばい
)
す、ゆゑに雪に
穴居
(
けつきよ
)
するを
尋
(
たづ
)
ね
捜
(
さが
)
し、
猟師
(
れふし
)
ども
力
(
ちから
)
を
戮
(
あは
)
せてこれを
捕
(
と
)
るに
種々
(
しゆ/″\
)
の
術
(
じゆつ
)
ある事
初編
(
しよへん
)
に
記
(
しる
)
せり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
これが
氣附
(
きづ
)
かれたときは、
一旦
(
いつたん
)
集合
(
しゆうごう
)
してゐた
消防隊
(
しようぼうたい
)
も
解散
(
かいさん
)
した
後
(
のち
)
であり、
又
(
また
)
氣附
(
きづ
)
かれた
後
(
のち
)
も
倒潰家屋
(
とうかいかおく
)
に
途
(
みち
)
を
塞
(
ふさ
)
がれて
火元
(
ひもと
)
に
近
(
ちか
)
づくことが
困難
(
こんなん
)
であつたなどの
不利益
(
ふりえき
)
が
種々
(
しゆ/″\
)
重
(
かさ
)
なつて
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
種
常用漢字
小4
部首:⽲
14画
々
3画
“種々”で始まる語句
種々相
種々樣々
種々雜多
種々作
種々力
種々報
種々多様
種々雑多