“穴居”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けっきょ72.7%
けつきよ18.2%
こもり9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……しかし久しい間、つい隣国に、こんどりになった虎が穴居けっきょしておりましたので、折々、好まぬ相手にもなっておりましたが
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けもの雪をさけて他国へ去るもありさらざるもあり、うごかずして雪中に穴居けつきよするはくまのみ也。熊胆くまのいは越後を上ひんとす、雪中の熊胆はことさらにあたひたつとし。
熊の穴居こもりたる所をみつくれ目幟めじるしをのこして小屋にかへり、一れんの力をあはせてこれをる。その道具だうぐの長さ四尺斗りの手槍てやりあるひ山刀やまがたな薙刀なぎなたのごとくに作りたるもの、銕炮てつはう山刀をのるゐ也。