“けっきょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
穴居100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山の向うに穴居けっきょしている、慓悍ひょうかんの名を得た侏儒こびとでさえ彼に出合う度毎に、必ず一人ずつは屍骸しがいになった。彼はその屍骸から奪った武器や、矢先にかけた鳥獣を時々部落へ持って帰った。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
巡査は再び窟に入って、穴居けっきょの𤢖を捕獲すべく決心したのも無理ではなかった。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
市坊しぼうの裏や場末には、今なお、あちこちに、穴居けっきょの民からいくらも進んでいない貧しい部落と未開土みかいどを、まだらにかかえていることがわかる。